目利き食道産地レポート ぶりとろはこうして生まれる
ぶりしゃぶ、刺身で最高においしい「ぶりとろ」加工場取材4

加工場へ ~ぶりとろがついに生まれる~

  • 鮮魚加工の世界では1、2を争う最先端の工場

さて、沖から加工場へ戻ると早速ぶりの加工が始まります。
ここで大事なのが

「冷やし込み」

ぶりの心温が上がると鮮度が落ちますから氷で冷やし込みます。
この作業が非常に重要。
冷やし込みされたぶりは鮮魚加工の世界では最先端の工場へ。
この加工場ではぶりが加工ラインに入ってから製品になるまでなんとわずか6分。

頭を落とす⇒3枚おろしの状態にする⇒皮を剥ぐ

ここまでほぼ機械がほぼ全自動でこなします。
企業秘密もあり写真があまりないのですが・・・

人の手がほとんど触れないのはただの効率化だけが理由ではありません。

人の手に魚が触れる ⇒ 人の体温で魚が傷む

からなのです。
ぶりの鮮度がわずかでも出来る限り落とさないよう細心の注意が払われています。
ここまでの加工場は日本ではそう見ることはありません。

  • そして「ぶりとろ」が生まれる

タイトルからだと「いよいよか!」感がありますが、写真だとその感慨も落ちます・・・
残念ながらすごく美味しそうにも見えません・・・
でも、この加工場の技術と鮮度を落とさない仕組みが「ぶりとろ」の美味しさの理由なんです。

色気のない写真で申し訳ないのですが、まさに上の写真がぶりとろが商品として生まれた瞬間です。

さて、「最先端の工場」と何度も言ってますが機械化だけが最先端ではありません。
気になる「衛生面」でも国内トップクラスの取り組みが行われています。

【次ページへ続く】「安全・衛生面」へのこだわりが凄い!

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